嗜好品ではなく、至高品へ。

大切な時間だからこそ、コーヒーを飲む

「至高品」というと、敷居が高くなってしまうが、そんなことはない。自分の中での「この上ない」ものの括りとして、珈琲と向き合ってほしいということである。今ではピンキリでコーヒーが飲めるツールがそろっている。一杯15円~の謳っているカップドリップが通販で買え、コンビニでは100円でアイスコーヒーが買える。「通販で」100g3000円とかするコーヒー豆もあれば、オールドビーンズのみを使用した珈琲店が店頭で100g5000円くらいのものがあるのも知っている。

コーヒーならなんでもいい。という方であれば、1杯15円のものを飲んでもらえればそれでいい。問題はそれを誰と飲むか。恋愛に例えるならば、デートや、食事、身なりもしかり、付き合っている当初は目に入りがちなところにお金をかけるではないだろうか、でも徐々にお金をかけるところは変わっていって、場所や、記念日を大事にするようになり、それまで背伸びしていたレストランではなく、二人で気兼ねなく話せる行きつけ料理屋になり、いつもの散歩コースが定番になり、、と。問題は「高いもの」とか「洒落たモノ」ではなくて、二人の思い出に残る「事」になっていきませんか?

お互いに二人の時間を作れる時、二人の間にあってほしいツールって何でしょうか。それは何でもいいと思うんです。彼女の手作りの料理でも、旅行のパンフレットでも、思い出の写真でも何でもいい。ただ一つは二人が笑顔になれるツールが重要だということ。

珈琲物語であれば、ミルで挽いておらって、お湯を垂らして、一杯のコーヒーが出来上がるまでに、二人にどんな会話が生まれているのだろうと非常に興味深いです。会話は聞こえないけれど、笑顔になってくれる。その一杯の珈琲がその人達にとって「至高品」となってくれることを願って。