想像、創造、想像、、、

自分にしかできない味を。

前回のblogからもわかって頂ける通り、豆の種類と焙煎の技術しかり、ロースト度合いも含めて考えると、コーヒー豆の焙煎に「答え」というものはなく、自分がどんなコーヒーを作りたいか?に自分の中での答えをもっておくことが必要だと感じます。にしても、、、というお話です。

みなさんはどんなストレートコーヒーがお好きでしょうか。マンデリン、コロンビア、キリマンジャロ、ペルー、ハワイ、色々な種類がありますよね。ストレートコーヒーが好まれるのはやはりそのコーヒーが持っているクセを好む方が多いかと思います。例えば私がこよなく愛すマンデリンの深煎りは、ガツンと苦みを感じられ、後味にも苦みとコクを感じられるところが大好きです。でも深煎りコーヒーが好きだけど、後味スッキリにしたいと思われる人も少なくありません。それをどう表現できるか?が「ブレンド」という手法なんですね。

ブレンドの仕方には2種類あって、焙煎前の生豆の時にブレンドする方法、焙煎後の豆をブレンドする方法、この2種類です。珈琲物語では後者の焙煎後にブレンドする「アフターミックス」でブレンドしています。理由としては、前者の方で行うと、生豆の大小はもちろん、生産地によって豆の水分の含有量も違うので煎り具合をコントロールすることが難しいという点があります。

アフターミックスにすることで、ロースト、味の均一化を図ることができ、さらに珈琲物語ではブレンド用に煎り具合を変えたり(マイルドブレンド用、ライトブレンド用の煎り具合に調整しています)しているので、結果的にアフターミックスのほうが使い勝手がいいことも理由の一つにあります。

自分が好きなストレートがもっと好まれるためには

前述している通り、大好きなマンデリンは癖が強いです。しかし、これを売りにしたいとも考えていました。そう考えた時に「マンデリンの弱点(お客様のニーズ)をなくす豆をブレンドしよう」と考えた結果が、今ブレンドしているタンザニアエーデルワイスとブラジルイパネマでした。

合計3種類にしているのにも訳があります。それはブレンドする種類が多すぎるとどこかで味が喧嘩してしまい、っ豆ごとの特徴を活かしきれないという点が出てきてしまいます。なので、多くの豆をブレンドをすればよいというわけでは決してなく、「物語ブレンド」としてどこをクリアできれば合格点なのか。が基準になります。

その結果「物語ブレンド」は深煎りなんだけど飲みやすいブレンドとして人気の商品になりました。これまで浅入りのさっぱりとしたアメリカンコーヒーしか飲まなかった人が、ビターなコーヒーを飲むことができたという話もたくさん聞きます。それはきっとマンデリンのクセを良いように利用でき、且つ、爽やかな風味、さっぱりとした後味を演出してくれるタンザニアとブラジルの相乗効果でうまく消しているのだと思います。

ブレンド自体は難しいし、どれをブレンドしたらこうなるという答えもないので、化学の実験的な要素盛沢山な作業ですが、自分の「あ!これかも!」と発見できる瞬間は格別で、お客様においしいといわれた暁はもう言葉になりません。是非焙煎を試す方は自分のブレンドを試してもいいかもしれません。

余談ですが。。。

昔から珈琲物語のお客様でも、ご自身で焙煎されたストレートコーヒーを購入して、自宅で自分でブレンドして楽しんでいる方も多いですよね。やってみたいなと思われる方は是非3~4種類くらいのブレンドで試してみてください。ブレンドしすぎはあまりお勧めしません。。